天神学園の奇妙な案件

蛮の淹れた紅茶で、ティータイムを満喫していると。

「なぁ、ルナ」

少し様子を窺うように、蛮は言う。

「ルナは家にいる時、血を吸っていたんだろ?」

「…まぁね」

ルナは頷く。

「でも、貴方が思っているような、夜な夜な人間を襲って吸血行為をするなんて真似はしていないわ。私もお父様も、輸血用血液のパックを融通してもらって、ストローで飲んでいたんだから」

「そ、そんな事思っていないよ。天神学園に通い始めてから、吸血鬼の印象が一変したもの」

手を振って、ルナの言葉を否定する蛮。

「じゃあ、何でそんな事訊くの?」

疑いではなく、純粋な興味として。

ルナは蛮の顔を見る。