天神学園の奇妙な案件

呻き声は上げないのが、学園長としての矜持か。

それでも堪え切れず、ヴラドは片膝をついた。

ギリギリと歯を食い縛り、荒い息で耐える。

対する龍一郎も、呼吸は乱れていた。

まだ修行の足りない肉体で、大技を出し過ぎだ。

勁力(気のようなもの)が消耗し、膝が笑う。

「…ラーメンは好きだが、中国拳法は癇に障る。人間の癖に、人間離れした超越した力を発揮する…実に厄介で気に入らん…」

ダメージを隠すように、気丈に立ち上がるヴラド。

苦悶の表情を隠す為に、背を向ける。