天神学園の奇妙な案件

「それは…」

蛮が、ポツリと呟く。

「君が父親への反抗心を満たしたいだけだろ?…僕と一緒に居たいからじゃない」

言った途端に。

「!!」

ルナは吸血鬼ならではの鋭い動きで蛮を壁際に追い詰めた。

「…あのね、蛮。私は確かに、からかい半分で男の子にスキンシップする事はあるわ。唇が触れるスレスレまで顔を近付けたり、龍一郎やティーダのホッペに口付けした事だってある。でも」

キュッと、唇を噛むルナ。

「ファーストキスは、貴方だったのよ?」

「……え……」

「……あんまり軽い女だと、思わないでほしいわ」

また、スッと距離を置いて、結界の準備を進めるルナ。