天神学園の奇妙な案件

やがて、学園内の方は落ち着いたのだろうか。

ヴラド学園長が直々に出向いて来て、バルトメロイは連行された。

最早彼は只では済むまい。

学園に仕掛けてきた事、何より娘のルナを傷付け、討伐しようとさえした事…主にこちらがヴラドにとっては重要だが…。

基本的に大概の罪は不問の天神学園も、今回に関しては禿鷲の襲撃以来の大事件だ。

見逃す訳にはいくまい。

「…どうだったの、龍一郎」

すずが傷の治療を終え、歩み寄ってくる。

「…振り出しに戻ったって感じかな」

右手でガシガシと頭を掻く龍一郎。

「俺の悪い頭じゃあ、これ以上はよく分かんねぇよ…じゃあ誰が時間操作したんだよ…」