天神学園の奇妙な案件

「おはようなの、みんな」

最後に、女性教師が龍一郎達に合流してくる。

赤いストレートの滑らかな長髪と、7つの星を映し込んだかのような鮮やかな碧眼を持つ、やや童顔の絶世の美少女。

天神学園英語科の教育実習生、鈴木 すず。

(俺の嫁…)

龍一郎ほっこり。

紆余曲折を経て、龍一郎は彼女と結婚する訳だが、今はまだその欠片さえも感じさせない関係。

この頃は遅刻する度に、彼女のフライングボディアタックで、観るもよし揉むもよしの爆乳を顔面に受けて昇天しかけていた訳だが。

「すず、おっす」

何となく懐かしくなって、挨拶してみる。

「龍一郎」

すずは少しキツイ目になった。

「私は先生なの。呼び捨て厳禁、今度言ったら前三角絞めなの」

「わ、悪ィ(是非お願いします)」

前三角絞めについてはウィキで検索してみよう。

すずに掛けられるなら嬉しいかもしれない技だ。