「「「はあ?」」」

放課後の教室。

ティーダ、ルナ、蒲公英の3人は、揃って耳に手を当てる。

「今なんつった?龍一郎」

「え…いや…だから…」

少しは予想していたが、予想以上の電波系の人扱いに、流石の龍一郎もたじろいだ。

「話を纏めるわ」

夕方でお目覚めタイム、ぱっちりお目目のルナが滑舌よく言う。

「龍一郎は、未来の記憶を持ったままこの時代に送り返されてきた大人の精神の龍一郎であり、その事でこの時代に歴史改変が起きてしまうので、私達に協力を仰ぎたい、と…」

「もしもーし、大丈夫ですかもしもーし?」

蒲公英が、ペシペシと兄の頭を叩く。

「ぐ…この野郎蒲公英…」

ぐぬぬな龍一郎。