校舎裏で泣くのわこれで最後



昨日は変な時間に眠りについてしまって、夜中に起きてシャワーを浴びて、

もう一度眠りについたのであった。







朝は鳴り止まないアラームで起き、重たい体をどうにか起こした。


そしてカーテンを開けて窓を開ける。

今日も天気が良く暖かい朝だった。



それから制服に着替えて、ぱっぱと朝食を済ませたら髪型を軽くポニーテールで結んだ。


そして朝の空気をすぅ〜っと吸い込み玄関の扉をゆっくりと開けた。



「おはよう、あかりっ!」


星矢…っ!

まさか今日会うなんて思ってなかった。


気持ちの良かったはずの朝が最悪の朝へと一気に変わってしまった。


「おはよう」

力を振り絞って出た一言

これ以上話を続けていたら泣き出してしまうに違いない。


そう思ったわたしは、走り出した。



走ってるなか、遠くで星矢が呼んでいる声が聞こえた。

だけど、その返事を返すことはない。



……ごめんね、星矢



あの距離を走るとなるといつもは10分かかる登校距離も5分となっていた。


もう学校着いちゃった。



わたしは携帯にイヤホンをさして大好きな音楽を聴きながら教室へと向かった。