切符を渡され、デンさんの後についていく。
切符を見ると、熱海行きだった。
先に歩いているデンさんに、遅れないように、ついて行った。
熱海駅に着くまでデンさんは、イビキをかいて寝ていた。
多分、昨日は、遅かったと思った。
今、舞台の上にいる。
あのストリップの初舞台と同じ状況である。
必死に、もがきながら、喋っている。
舞台には、1分しかたっていないのに、
30分ぐらいの時間が経過している気分である。
ストリップ小屋と違った空気だ。