自分の心臓の鼓動が聞こえてくる。変に緊張して、汗が出てきた。
まるで舞台に出ている気持ちになってきた。
よし、言うぞ!でも心と身体がチグハグ状態!
言わなければ・・・・・・


「デンさん すみません。」

「どなしたんや?」

「僕、コンビをもう組む気持ちが、全然無いのです」
デンさんは大笑いした。

「お前、おもろい奴やな」

僕は、驚いた。てっきり怒られると思ったのに・・・・・

「ええから、好きなもん、遠慮せんと食べ!」

さっきまであった緊張感がほぐれた。

「ええもん食える時に、食うとかんと、損するで!
ほな、適当に頼むで?」