「あれ?なんで?ここで出てくるはずなのに」

言葉が止まった。
何か喋らないと・・・・・・・・・・・・・・・・・・
山さんで出てきてください!願った。
でも出てこない。
涙が、出てきそうになった。
支配人が

「もう限界か?」

「そうだな。そろそろ出ようか?」

このままじゃ駄目だ。何かしないと

「もうかわいそうだよ。初舞台で何もできないのに」

「男はいらん!女出せ!それか、兄ちゃん脱げ!」

僕は、思いつきで言った。