新しい生活が始まった。
母から離れるのは、辛かったけど母の彼氏と生活しなくていいのが、
楽になった。
毎日が、仕事場と寮の単純な生活だったが、楽しかった。
サウナの食堂で注文を受け、料理を仕事だった。
いつも同じ顔ぶれのお客ばかりだった。
ヤクザ、風俗のスカウトマン、酔っ払いのサラリーマン、風俗嬢、ホスト、ホステス、ゲイなど新宿で働いている人が、とにかく多かった。
すぐに慣れて、みんなに自分の存在を知ってもらった。
その中で、一番に仲がよかったのが、森一也 僕より2つ上の20歳。