孤独の葛藤だ。売れる事により、孤独の反動が大きい。
いつか落ちる。それが怖い。悩み続ける。
バーボンのボトルを抱え、恐怖を耐えようとしているが、
その反動の重圧が、大きくなる。
森は、ベンツから降りて、タコの家に行く。
玄関まで来た。若い衆が、何度もベルを鳴らす。

出ない。

最後に窓をぶち破り若い衆が入る。
森は、玄関で待っている。なかなか出てこない。
森はぶち破った窓から入る。

「おい!何をやっている!」

奥に行くと若い衆がひざまづいている。
目の前にはタコがいた。天井から釣り下がったタコがいた。
森もひざまづき、呆然となった。