こんな生活をしはじめて、1ヶ月たった朝方に事件が起きた。
玄関のチャイムが鳴った。

「今、何時?」

時計を見た。

「7時? こんな時間に誰だよ?」

順子を起こした。

「誰か来たよ」

順子は起きた。チャイムからノックが何度も聞こえた。

「順子!いるだろ?出て来い!」

その瞬間、順子の顔は青ざめた。

「こら!あけろ!俺や!早く空けろ!」

「誰?:」

「実は・・・・・・・・」

その瞬間わかった。すでに間男になってしまったのだと・・・・・・・

「え?男がいたの?一人で住んでいるといっていたでしょ?」
順子は首を振る。

「実は・・・・・」

「とにかく、この場は俺がいたら、まずい。」

服を着替え、玄関にある自分の靴を持った。窓を見てもマンションの4階。
逃げられない。
必死で1ルームの部屋で出口を探した。
逃げる所は、玄関しか出口は無い!
玄関からの声は次第に大きくなる。

「もう駄目だ。逃げられない。」

順子は、すっと寝床から立ち上がり順子は玄関に行った。

「え?何をするのだ?」この状況で、声は出せないので、心でつぶやいた。