「もしもし 北田です。」

社長が出た。

「あ~ もう乗った?」

「・・・・・・・・・・・・・・・乗れませんでした。」

「え? じゃあ次の列車で行って、先方に入っておくから。」

僕は、泣きそうな声で言った。

「無理です。」

「? 何で?」

「もらしたんです。」

事情を話した。

「とにかく現場に行ってくれ! 行ってくれないと困る。」