運命に逆らえない恋人たち

暖かい...
そう思ったのは、
いつぶりだろう。
事故に遭って、夏が来て、
木が、赤く染まってきた。
いつになっても、私はいつも寒かった。
指先が、凍ってしまいそうなくらい。
だけど、
それは事故の日からか、その前からか...
(暖かい...)
「幸、寒かったのじゃ?」
私は、首を横に降る。