この道は、
私が通っていた中学の校庭の山に
繋がっている。
そこからは、
部活の様子がよく見えた。
そして、私のお目当ては、
いつもグラウンドを走っていた。
きっと彼は、
陸上部なのだろう。
事情は知らないが、
他の部員が、外周をしているなかでも、
いつも校庭にいる。