出会ってから2か月がすぎた頃、おばあ様に会う事になった。
おばあ様の事はいろいろ聞かされていたので、
不安になっていたのだが、それどころではなかった。
何、この家・・・?
東京都心で一軒家と言うだけでもすごいのだが、
いかにも旧家といった趣で、塀があり、門が威圧してくる。
門から少し覗いただけでも、
広い庭があり、丁寧に整えられていた。
「お屋敷といいますか、昔の貴族が住んでいそうですね」
「一応、華族の末裔だからね」
呆然と言うと、肯定されてしまった。
月10万をポンと支払うのだ、それなりにお金持ちだと思ったが。
「舞?」
「いや、修一郎さんの事、何も知らないんだなと思って」
「引き返す?」
「女は笑顔と度胸!」
「相変わらずだね」
手を差し出され、戸惑いながらも手を出す。
「絶対、味方でいるから」
その言葉を背に、屋敷を睨んだのだった。
おばあ様の事はいろいろ聞かされていたので、
不安になっていたのだが、それどころではなかった。
何、この家・・・?
東京都心で一軒家と言うだけでもすごいのだが、
いかにも旧家といった趣で、塀があり、門が威圧してくる。
門から少し覗いただけでも、
広い庭があり、丁寧に整えられていた。
「お屋敷といいますか、昔の貴族が住んでいそうですね」
「一応、華族の末裔だからね」
呆然と言うと、肯定されてしまった。
月10万をポンと支払うのだ、それなりにお金持ちだと思ったが。
「舞?」
「いや、修一郎さんの事、何も知らないんだなと思って」
「引き返す?」
「女は笑顔と度胸!」
「相変わらずだね」
手を差し出され、戸惑いながらも手を出す。
「絶対、味方でいるから」
その言葉を背に、屋敷を睨んだのだった。