そして翌日。 「...なるほど」 私が昨日の告白のことを説明し終えると、絢香はそう言って腕を組んだ。 「で、どう思ったの?その田中くんのこと」 「どう...って...」 絢香にそう聞かれて、昨日思ったことをそのまま話す。 「すごいいい子だなって...。真面目そうだし、ちゃんとしてたし」 「うんうん」 「でも...ね」 「今はそういう気持ちになれないんでしょ?」 絢香の言葉にうん、と頷く。