「そうと決まれば即行動だ。

着替えてくるから待ってろ」


そう言って社長は、支度を始め出した。


これ、嫌でも付いてきそう。

別に彼氏でもない、ただの社長と社員。


なんで社長がここまでするのか、私にはさっぱりわからないでいた。



ましてや、昨日のBARで会うまで接点なんて1つもなかったのに。



なんて考えていると、「待たせたな。取り敢えずお前ん家行くか」と話しかけてきた。



「あのー…ほんとに来るんですか?」


「あぁ」



ダメだ、こりゃ。


もうめんどくさい、連れていこう。



そうして、私と社長は一旦私の家に行き

シャワーを急いで浴びて着替えて私の実家まで向かった。

もちろん、社長は家に入ってもらい

用意が終わるのを待ってもらった。