次の日、私はある人からある所に呼び出されていた。


朝、出勤してデスクの引き出しを開けると

1枚の手紙が入っていた。



深崎 智美さんへ

17時に6階の会議室まで起こし下さい。
話したいことがあります。

S.S



_____________



と、書かれた手紙が。


名前がイニシャルなのも気になるが

兎に角いい話しではないことは確か。



来るか迷ったけれど、危ないかもしれないと思いつつ来てしまった。



なのに誰もいないし、誰も来る気配がない。


ただのイタズラだったのか…



なんて思っていると、いきなりドアが開いた。



_____________ガチャ



「よう、智美」


「え…聡?」


そこには、クラブで遊んでたときに

何度か遊んだことがあった



島吹 聡(シマブキ サトシ)が立っていた。



「驚いた?」

「え?あ、うん」



そりゃ、驚くに決まっている。


聡はずっと、学生だとばかり思っていたし

会社の人だなんて疑ったこともなかった。



でも確かに、聡が何をしているのか聞いたこともなかったっけ。


見た目が若くて、学生だって勝手に思っていたから。



「俺、一応ここの幹部にいるんだよね〜」


……は?幹部?

まさか、副社長とか?