「好きだ」



……っっっ!!!


嘘でしょ?


社長が、私を好きだなんて…



「もし、俺の気持ちに応えてくれるなら

このブルドッグを飲んでほしい。

応えれないなら、今すぐここから帰ってほしい」



私は…


社長のこの気持ちの応えは

考えなくたって決まっていた。



私は、静かに泣きながらブルドッグを一口飲んだ。



「深崎…!!いいのか?」



「はい。

私だって、社長のこと好きなんです。

一緒に暮らしていって、気づきました」



「フッ、覚悟しとけよ?」


そう言って、社長は私の腕を引っ張って

社長の家まで連れてこられた。



社長ってほんとに、引っ張るの好きだよね。


いつも腕を引っ張られてる気がする。



なんて、こんなときに考えていた自分に苦笑いした。