「あの…」


遠慮ガチに言う彼女に、「なんだ」と聞くと



「ここ、社長のお宅ですか?」


と、当たり前なことを聞く彼女。



「そうだけど、別に手を出そうとしてるわけじゃねぇから安心しろ」


それだけ伝え、風呂場までやって来た俺。



一体、何がしたいんだ俺は。



ただ、辛そうな深崎を見ていたくなくて連れてきたけど、このあとどうしたらいいのか全然わかんねぇ。



取り敢えず、シャワーを浴びてリビングに戻った。



彼女は、ソファーでぐっすり眠っていた。


眠かったのか、こいつ。



俺はそっと抱き上げて、ベッドまで行き2人でベッドに横になり


彼女を抱きしめながら眠りについた。



こいつの匂いがすごく居心地がよく、久しぶりに熟睡できた。