赤面した私は、離れたいけど赤い顔を見られたくなくて社長にくっついて隠すしかできない。


なのに社長は



「顔赤いけど、熱でもある?」


なんて、優しく聞いてきて

見えてないくせになんでもお見通し。


なのに、熱でもある?なんて鈍感なのか気を使ってくれてるのかわからない。



「別に、熱なんてありません!!」


勢いよく顔をあげてしまい、気づいた頃には遅くて後悔してしまう。



「プッ、顔真っ赤になってるし」



カーーーーッッッ/////


私、何してるのよー!!!!



「べ、別になんでもないですから」


そう言って私は社長から離れて、寝室に逃げていった。



寝室に逃げたところで、社長も寝るときには来るんだし意味ないけど。



うん、寝ちゃえばいいんだ!!!


そう思った私は、素早くベッドに入って眠りについた。