私はクラブを出て、飲み足りなくてクラブの近くのBARに入った。


こんなところに、BARなんてあったっけ。



そんなこと思いながらカウンターに座ると、横にはカップルと思われる男女が座っていた。


そのカップルなんて気にもせず、マスターに「強いお酒を」と頼む。

私は、以外にもお酒が強いらしく潰れたことはない。

もちろん、記憶を飛ばしたとか

お酒でやらかしたことなんて一度もない。



「お待たせいたしました、マルガリータです」


マルガリータ…


アハハ、嫌なこと思い出したな。



まぁ、でも私が強いお酒って頼んだわけで

マスターは何も悪くない。



そう思い呑もうとした瞬間、隣の男性がそれを飲んでしまった。