聖さんは、ありがとうと言って受け取ってくれた。


でも、なーんか思ってた感じじゃない。


嬉しそうなんだけど、驚いていない…

も、もしかして…!!!



「聖さん、驚かないんですか?」


「ん?あー…ごめん、袋で香水専門店ってわかったのと
智美、香水つけないだろ?

だから、買い物のときから俺にかな?って
なんとなく気づいてた」



……やっぱり。

私としたことがぁぁぁ!!!


最初からバレバレだったんじゃない。



「そんな顔するなよ。
俺は、どんな物でもどんなときでも
智美からのプレゼントは嬉しいぞ?」


聖さん…っ!!!


「開けてもいいか?」


優しくそう聞く聖さんに、微笑みながら頷く。


丁寧に袋から出して、香水を手にしたと同時に驚いていた。


いや…そこで驚く?

てか、何に驚いているの?