しばらく待つと、聖さんが料理を運んできた。


「あ、私も手伝います」


って言ったのに、手伝うことさえ却下された。



なので私は、また大人しく待つ。



そういえば、聖さんの手料理初めてだ!!


運ばれてきた料理を見ると、どれも美味しそう。



「美味しそう…!!

私、中華大好きなんです!!!」


聖さん、知ってたのかな?

私が中華好きなこと。



「そうか、それはよかった」


なんて言って、食べ始めていく聖さん。



私も続けて、いただきますをして

まず先に蟹玉を食べた。



「どうだ?」


「……これ、ほんとに聖さんが?」


「そうだが、不味かったか?」



不味い?


そんなわけない!!!



めちゃくちゃ美味しいっっ!!!


お店で売っている惣菜のような味でなく、本格的な中華料理店に出てきそうなくらい

すごーーーく美味しいっっっ!!!