「智美、疲れてないか?」


「はい、大丈夫です。すごく楽しいです!!」



真実を知り、私は最初戸惑ったけれど

聖さんがいるから大丈夫。



真実を知った日の4日後、私たちは初デートをしていた。


来ていたのは、新しくできたショッピングモール。



とても大きく、広いお店を休まず見る私に

聖さんは、ちょくちょく疲れてないか聞いてくる。



「そうか。

あ、俺行きたい店あったんだ。
少しの間別行動な」



そして急に行きたい店があると、別行動を言われた。


別に、別行動じゃなくていいのに。

聖さんが行きたいお店付き合うのに。



「……わかりました」


「フッ。寂しい?」


「べ、別に…!!」



寂しくない。と言ったら嘘になるけど、こういうところの素直さは生憎持ち合わせていない。


それを悟った聖さん、優しく微笑みながら



「すぐ終わるから、いい子で待ってろよ?」


そう言って、優しく頭をポンポンしてから行きたいお店に向かって行った。


でも、ちょっと気になるな〜!!!


聖さんが行きたがるお店が、どんなお店なのか。



なんて、好奇心もあったけれど

尾行しようかな?とも考えたが、そんな考えはすぐに消して私も行きたいお店があったのでそのお店に向かった。