私は、聖さんは知っていたの?と思い聖さんの方に向くと

聖さんも驚いてる様子だった。



「2人共、忘れちゃったか?」


あれが、聖さんだったの?

だとしたら、私…



「思い出しました。

あの時の男の子は、聖さんだったんだすね」


「そう。

まぁ、忘れていても無理はない。
それ以来、2人は会うことはなかったから」



「そうだったんですか…」



あまりにも予想外で、頭が混乱している。


でも、どうしてお父さんは隠していんだろう?

と、疑問に思っていると


頭の奥からドンキで殴られような痛みが急に襲い、私は座ってさえいられなくなった。



「イタッ…痛いっ!!うっ……っっっ」


そんな私を見て、みんなは


「おい、智美どうした?」


「深崎さん?」



と、心配して駆け寄ってくる3人。


その光景を見て、益々痛みは増していく。



そして、一つ何かが浮かんできた。