それから何日も経ったが藤井先輩となんにもなし。



私から話しかけるべきなのか?


あぁぁー!だめ!こんなこと毎日考えてばっかりで……


「ねぇ!聞いてる?」


この怒ってる子は私の大親友の姫華。


かわいくて、優しくて、いつもバラの香りがする。



でも一つ欠点があるそれは、私と同じオッサンぽいということだ。



「あぁ、ごめんぼーっとしてた」


「最近、希ぼーっとしすぎ!!」


「ごめん」


「まぁとにかく!藤井先輩に告られたなんて言っちゃだめよ!」


「どーして?」


「あんたわかんないの?」


「学校一のイケメンはファンクラブもある程なのよ?」


「そんなイケメンに告白されたなんて言ったらあんた殺されるよ」


「殺されるなんてそんな大げさな~」


「甘く見てると酷い目合うよ!」


「はいはーい」


こんな軽い返事で姫華の言葉を流した。


ものの、やはり怖い。


誰が

いつ

どこで

見ているかもわからないから警戒しなくてはならない。