あの恋、この恋

その日の夜。
悠里の部屋の目覚ましが鳴り響いた。


時刻は――午後11時。

起き上がった悠里は久しぶりに化粧を始めた。

「あっ、失敗・・・」

必死にメイクをした悠里は、ハイヒールをはいて
夜の町にいった。