夜の街に入った理由は、母にあった。 母はスナックを経営していて、 悠里をよく店においていた。 そんな中学生のある日に、悠里は夜の街を歩き、 楽しさを知ったのだ。 「夜は、暗いから、楽しい、昼とは違う顔をもつ、街」