佐伯は誰にも予測できないっ!



「くっ……ふふっ」


「な、なんで笑うんだよ!」


急に肩を震わせて笑い出した。

さっきまであんな冷たかったくせに、変な奴だ。


「ふっ…あっははっ……」


「おい、笑いすぎだっつーの!」



そんなツボるポイントあったか…??


つーかもう睫毛に涙ついてるし。

全く、こいつは何なんだよ…


しかし意外なことに、くしゃっと笑うんだな…

無邪気で楽しそうな笑顔。

綺麗な顔が崩れるのかと思いきや、余計に可愛さが増してる感じだ。


「……あーーー、笑った!!」


「ほんとだよ!てか笑いすぎだっつーの!」