佐伯は誰にも予測できないっ!



もう少し丁寧に対応してやればいいのに。



徹也がクールって言ってたし、ちょっと顔見てみたいと思って聞いてたけど、これは……

クールっていうか意外と冷たい…??


「いや、でも僕は…」


「ごめん」


「………ッ、」


そして近くの壁の凹みに隠れていた俺に気付かずに横を走り去っていった。

全然知らない奴だったけど、ちょっと可哀想だな。


「何やってんの?」

「だって、たった5も………ってうわ!?!?」


佐伯本人に見つかった…!


「いや、違う!決して盗み見してたわけじゃ…」


「別にいいけど」


「いいのかよ」