60㎝先の君へ

「うっ…分かった。」

先生はバツが悪そうに頷いた。

凄いなー。私だったらあんなこと言えないのに。

先生はため息をしながら私達の方に顔を向けた。

「じゃあ、改めて聞くが誰かやりたい人ー!」

そう言うと、二人手を上げた。

「おっ!やってくれんの~。有り難う‼」

磨浩君ははにかんだ顔で笑った。

あっ、八重歯だ。なんか可愛い。

私はそう思いながらボーとしてると、いきなり声をかけられた。