はるの口からそんなことを聞くとは思ってもいなかった。
はるは、なんでそのことを知ってるのだろう。
はるは、今どんな気持ちなんだろう。
はるが、泣きたいのに泣けていないとしたら、どれだけ辛いのだろう。
私はカノジョでもない。
ただの、友達。
くるみちゃんみたいにはるを笑わせることも出来ない。
でも、もうはるが、くるみちゃんの話で笑うこともない。
私が、はるを笑わせられたらどれだけいいことか。
まだ中学生。こんなこと思うのは早すぎる。
だけど、
辛い時、1番にはるを励ませるのは私がいい。
泣きたい時、笑いたい時。
はるの横ではると、泣き、笑い合いたい。
高校になったらはるとは、離れてしまう。
せめて、それまでの間。
少しでいいから、友達としてでも。
はるの近くにいたい。