余命2年。高校に入学する前から分かっていたことだ。


高校に入学して1ヶ月が経った、5月半ば。
それなりに仲良い友達もできて毎日楽しく過ごしていた。
「まな!今日帰りカラオケ行かない?」そう誘ってきたのは一番仲が良いみかだった。
「いいね〜!いつもの所でいいよね!?」
「全然いいよ!」
こんな普通の会話をしている私、こまがたまなは普通の女子高生ではない。持病があり、余命2年なのだ。でもそんなことは忘れて毎日楽しく過ごしていた。