ひとり、夏色


「ちょっとちょっと!

意味わかんないんだけど!

母さん!!!

誰それ!?居候とか

どういうこと?!」

家の中に入って行った

母さんと千早の

後を追い、私は

言った。

母さんはキッチンで

紅茶をいれながら

すっとぼけた表情で

こう言った。

「あれ?言ってなかったっけ?

今日から居候の山野井千早くん。

イケメンでしょ」

「いや、イケメン、

イケメンだけども!

そうじゃなくね?

大事なことはちゃんと

言ってよ!!」

「だってあんたずっと

ひきこもってるから、

関係ないじゃない」

「関係あるわ!!

で?何で、うちに

来ることになったの?

あの、なんだっけ

ちはや?」