ひとり、夏色


肩を落として二階に

戻ると、奴は

もう布団の中で

本を読んでいた。

「マジ最悪」

きこえるように

私は呟いて

ベットの中に入った。

「自分だけが

嫌がってると

思わないでね」

本を読みながら奴は言った。

本当に、憎たらしい。

デスノートがあれば

まっ先にこいつの

名前書く。太字で。

「夜這いなんて

かけたらぶっ殺すから」

「1億もらったって

君と寝たいとは

思わないから

安心しなよ」

あーもう、

デスノート

落ちてこねえかな。

そんなことを

思いながら

私は眠りに落ちた。