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土方さんの体が馬から崩れ落ちた。



この場所が一本木関門?

あれっ?



舞ちゃんの記憶と少し場所が違ってない?




落馬してしまった土方さんは気になるけど、
土方さんはこの場所で命を落とすのが揺るがない現実。




だったら私は、土方さんが記憶通りに銃弾に倒れているなら、
この瞬間も私たちを狙っている新政府軍の銃口があるかもしれない。


だったら、このまま私は花桜を連れて走り抜ける?



それとも……。

悩んでいる間に、花桜は馬の背から飛び降りて、
土方さんの傍へと駆け寄っていった。





「土方さん」



花桜が傍によって話しかけると、
舞ちゃんの記憶の中での土方さんとは違って、
多少なり反応が返ってきているみたいだった。






歴史が違ってる?



舞ちゃんが知る土方さんの最期と、
私たちがやり直してるこの歴史は少しずつだけど、
形が変わってきてるのかな?