あたしはモデル。【完】



いきなり何が言いたいの?



「…別に、私がブサイクだってことは知ってますよ」


「あ、いや、別にそういう意味じゃ……」


「私にはこの姿が一番楽なんです。


手を叩いたのは本当にごめんなさい。謝ります。


私があなたに媚びない理由を言いましょうか?

私は、あなたと私は別世界の人間だって思ってるからです。



だから、私はあなたに媚びたりしない。

これからももう話す機会なんてないと思いますけど、もうあなたに関わろうとしないので。

安心してください。」


そう一気に言い切った私に、拓夢は何故かまた慌ててた。



「だから、話聞けって」


「…いいです。失礼します」




――バタンッ






何か言いたげな拓夢を置いて、屋上を出て私は無我夢中で走った。


どこに行くとか、そんなのも考えずに


ただただ、走った。