「……いつも思ってるけど、桜って、本当その姿別人だよな。
なんで?眼鏡のせい?
眼鏡でそんなに変わるのか?」
「うるさいなぁ…
ほっといてよ、もう。」
デカい眼鏡にボサボサの髪。
ついでに言うと昨日泣き過ぎてあり得ないくらい目が腫れている。
そんな私にヒロトは、度がきついから目がそんなにちっちゃくなんのか?などとぶつぶつ言っている。
…はぁ。もうやだ。
「ヒロト、ここまででいいよ
いつもありがとう。
じゃあ学校行くね」
「あー、おう。学校終わったら連絡しろよ」
「それじゃあ、ね。」
ドアを閉めて、学校に足を進める。
「……あ。
桜ー!忘れてた、ちょっと待て。」