私が自分の席に着いたのと同じタイミングだった。 「きゃあああああ!!!!!」 ――また、始まった。 これは、合図。 アイツが来る… 「おはようございます、拓夢様っ!」 沢山の女の子達を取り囲む一人の長身の男―― 木原 拓夢 キハラ タクム 18歳 無表情で、颯爽と廊下を歩いている。