帽子……? 「っ!やば!」 そうだ、私は今、モデルの峰山桜なんだ! このまま外に出たら、絶対にみんなに気づかれる… どうしよう。さっきの部屋に戻ろうか。 でも… 「…そうだ。 確か鞄に…」 鞄を探ると… あった。デカい眼鏡。 エレベーターに付いている鏡を見ながら、ありえないほど髪の毛をぐしゃぐしゃにして眼鏡をかけた。 とてもじゃないけど、モデルとは言い難い姿の自分。