「ありがとう。」 本当は、すごくさみしかったんだ。 会えない日々が続いて、つらかった。 綺麗な女優さんと共演してるドラマを見て、胸が張り裂けそうだった。 毎日連絡はとっていたけど、顔はテレビでしか見れない。逢いたいのに、逢えない。 「桜と会えねぇとか、俺がもう無理」 「…っ、」 もう、泣きそうだ。 「な、トンネルの続き作ろうぜ」 「っ、うん。」 サクサク、サクサク 私はさっき掘っていた穴を。 拓夢は、私の反対側から掘っている。 貫通したら、お互いの手が当たるはずだ。