「犯人、ストーカーで…!!」 息がしづらい。苦しい。 あの恐怖は、今も頭にこびりついて離れない。 憎い。犯人が、憎い。 「今も捕まってない…! あいつがお兄ちゃんを私から…この世から奪ったの! なのにあいつはこの世界で、今も生きてるの! う…、許せない……っ 殺してやりたいほど憎いの!!!」 この悔しさ この苦しみは やり場のない思いは どこにぶつけたらいい? 「ごめん、もういいからっ!」 「っ」 私自身を覆うように抱きしめてきた拓夢に、きつく、きつくすがりついた。