もう一度だけでいいから会いたいの。 あの優しい笑顔を、もう一度見たいの。 会って、謝りたい。 話がしたいの。 許せないんだ。 今も捕まらずにのうのうと生きているであろうあのストーカーが。 お兄ちゃんの夢を奪った、私が。 許せないんだ。 ――――――― 「くら…さくら…?」 「……? あれ、私… ここ、どこ……」 見慣れない部屋 目の前には拓夢 「大丈夫か? 目、覚めた…?」 そうか。これは現実か。 そう理解した瞬間 涙がボロボロと頬を伝った。