「そうかしらねぇ?」 「そうですよ~」 「羨ましいわ~、ほんと。 …はい!お化粧終了!」 ニコッと笑った田神さんに私も笑みを向けた。 「ありがとうございます」 「桜~そろそろ行くぞ」 その時丁度タイミング良くヒロトがやって来た。 「あら、もうこんな時間。 頑張ってね!桜ちゃん」 「はい。ありがとうございます」 田神さんに軽くお辞儀をし、ヒロトに続きメイク室を出た。