「はぁ…。」 目をぐっとつむる。 「コンタクトに眼鏡はキツいな…」 目がチカチカしてきたし。 「本当、どこに忘れたんだろ…」 つぶやきは、静かな公園に響いた。 必死に思い出す。 どこに忘れたんだろう。 どこに。 正直、なくしたのがカーディガンだけならば、また新しいのを買えばいいかな、なんて諦めるんだけど。 カーディガンだけじゃないから。 あのカーディガンのポケットの中には、小さな白い紙が入っているんだから。 拓夢が、くれたメモが…