というか、付き合ったのは私の夢?
「優と桜って付き合ってるのよね?」
そういった瞬間二人とも顔を赤くする。
軽く桜に嫉妬するのだけれど·····。
まぁ、そこは置いといて。
うぶな反応をする2人に付き合ってることは間違いないことがわかる。
「はぁ。私のことなんて気にしなくて大丈夫よ。私は一人でも行けるし」
3人で一緒に行くルールなんてもの存在しないし。
「でも·····」
「元々3人ずっと一緒に登校なんて無茶すぎたのよ。ここまで来たのが不思議なくらいね?」
本当に。小学校から続いてるこのことはすごいと思う。
「そして、それをずっと続けたいのもある。でも、あなた達付き合ってるの。学校に行くと大胆にいちゃつけないわよ?登校の時くらい二人っきりの時間を作りなさい」
それだけ言って私は走って学校に行った。
正直見たくなかった。桜と優が楽しそうに笑いあってるところを。