まぁ、私なんて眼中にもないんだろうけれど。




なんて思ってるあいだに授業が終わる。




どうしよう。授業聞いてなかった!





考え事してると集中出来ないわね·····。




「桜、さっきなんで松岡と席くっつけてた?」




いつの間にかこっちに来た桜にイラつき気味で聞く優。




これは相当嫉妬してたんだなと知る。



そんな優をみて不思議そうにしながらも



「松岡くん、教科書忘れちゃったみたいなの」




と笑顔で。




「·····」



まぁそれは仕方ないわね。




さすがの優も何も言えないでしょ。




でもその後も、松岡くんは何かと忘れ物をしてたらしくて桜に見せてもらっていた。



絶対わざとよね。




だからなのか、どんどん優にストレスが溜まってるのも見てわかる。




でも、部外者の私が口を出してはいけないよね。





私は二人の親友でもあり幼馴染みであるだけで二人の恋に私は部外者。




まぁ、ちょっとは?不本意だけど恋のキューピットになってる気もするけど?